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2007/04/19

読んだモノ

GWを前に土日無い毎日で、逆に活字を追う気力が湧いている矛盾。 UPなのかDOWNなのか自判不能。 面倒なので、リンクせずに列挙。

トマス・ハリスの『ハンニバル・ライジング(新潮文庫)』は、CMで映画公開がされると知って慌てて。  日本人としてはちょっと(笑) それでも愉しめました。 『ハンニバル(新潮文庫)』に較べて物足りなさ抜群。

花村萬月『青い翅の夜~王国記5~(文春文庫)』は、五冊目(文庫版では)にしてようやく物語が始まるのか、という喜びと苛立ち。 先ごろ文庫化された『百万遍~青の時代~(新潮文庫)』や、これから文庫化されるであろう『私の庭~蝦夷地編~』ともども、大作作家になってしまった花村作品群に根気良くつきあって行こう。 ハズレ無し。

宮部みゆきの『あかんべぇ(新潮文庫)』。 『ブレイブ・ストーリー(角川文庫)』でがっかりしたけど、やはり時代小説は良い。 帯の「人情+ミステリ+ファンタジー」はわからんでもないが、ファンタジーはもういいって感じですね。 ミステリーと時代小説だけ書いていって貰いたいと、勝手な要望。

食い物本で手に取った、ジェフリー・スタインガーデン『すべてを食べつくした男(文春文庫)』は、内容が濃い! 実践派食べ物エッセイながら、東海林さだおの対極に位置するか。 あれもやってみたい、これも食べてみたい。

オレンジページ編の「男子厨房に入る」シリーズ『旨い居酒屋メニュー』は、コストパフォーマンスで推す。 100ページ弱だが、オールカラーで税込み680円。

時間の空いた時にリンクを張ります。

追記:DVD『硫黄島からの手紙(初回限定版)』が発売日より一日早くamazonから届いて一気に観る。 日本の戦時下での重要性から、ちょっと浮いた感じのこのなんともいえない「小品佳作感」。 いつもの長尺・テーマの重さに較べてなお「小品佳作感」。 クリント・イーストウッド監督ならではか。 貴志祐介『青の炎(角川文庫)』の映画で、ちょっと…と思った"嵐"の二宮和也君が好演。

追記2:最近ハマっているミヒャエル・ハネケ監督の『71フラグメンツ』と『ベニーズ・ビデオ』は、一昨昨日起きたバージニア工科大の事件とのシンクロニシティにちょっと気味悪さが。 先週末に二本観たのだ。 勿論、物語は事件と大きく異なる。 『71~』は若者が銀行で乱射した後自殺。その加・被害者断片の集積。 『ベニーズ~』は少年による少女の殺害をビデオに録画。しかしその再生メディアしか現実とコンタクトをとれない少年の歪み。 語彙もないし解釈も浅いから乱暴に言ってしまえばそんな内容だ。 しかしハネケ映画の言語は必要最小限で物語より映像手法が勝つ。 現実の悲劇の方が言語情報ばかり膨れ上がり、次第に劇場的になるのが皮肉だ。

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コメント

御無沙汰しております。
コチラも、ちと余裕のない日々が続き活字も映像も追いきれてない感じであります。

GWは、そこら辺を潰すのに使ってしまいたいなという願望。

それにしてもバージニア工科大の事件・・・思うところ色々ありますが、それはまた別所で。

投稿: SHIN-PON | 2007/04/20 08:20

>しんちゃん
うい。 GW、ひさびさに大型連休だね。 オイラは取り合えず借りて焼いた未見DVDが沢山あるので、それを消化。 あと、車検から車が帰ってきたので、放っておいた擦り傷などのパテ&塗装かな(湿度・天気に左右される)。

バージニアのはねぇ。瞑目合掌。 M・ムーアのも昔見たけど露悪的。というかTV的。 映画的な『エレファント』などは、逆に力が無い。 事実ばかりが、結局一番直截に自分に届くのだわな。 

投稿: コタツ | 2007/04/22 06:59

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