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2005/12/06

生殺し

なまごろし。 殺生と字は似てるが意味は違うね。 珍しく仕事に忙殺される師走。 活字体力の無い自分も、勢いを借りて本を読む。 今年最後の大イベント、宮部みゆきの『模倣犯』 が文庫化された。 前の記事 でも書いたけど、本当に飢えていた。 自分は文庫しか買わない。 文庫化されるその間の情報遮断の苦労たるや、それはもう、あれだ。(笑) 大変だ。 で、買っておいて手をつけていなかった『模倣犯』を、昨日の夕方から読み始めた。   1~3巻を一気完読! それはもう、宮部みゆきの語り口だ。 ぐいぐい引き込まれ、もう止まらない。 そして、三巻目を完読! と、ここまではいい。 というか、幸せだ。 だが、目を疑った。 三巻の最後のページ。

(四巻に続く)

え?  三冊一挙刊行でしょ? お、終わりじゃないの? この幸福感高揚感はどうしたらいいの? いや、三巻途中から気付いていたさ。 この巻で終息には向かわないことを。  でも、頭の隅に追いやっていた。 予想しないようにしていた。 この生殺し状態の自分を。  続きを読みてぇええ! 今すぐ読みてぇええ! 単行本ならTSUTAYAが開いてる!   ・・・・。

ま、新潮社へ殴りこみをかける衝動は抑えました。 でも、こういう売り方はいかがなものか。 既にどれだけ分冊するかは決まっているのだから、素直に全巻刊行するか、一ヶ月づつという(俺は嫌いだが)従来の文庫化にするか、どちらかにすれば温厚な(映画『姑獲鳥の夏』も渋々受け入れた)この俺でも血管ブチ切れしなかっただろうに。 商魂なんてものも感じませんでした。 大沢オフィスでは、既に京極夏彦の『邪魅の雫』でひと騒動あったばかりなのに。 このあいだ、宮部みゆきが朝日文庫の『理由』を再文庫化するのに、何故、是非にと新潮文庫を選んだのか。 人気作家に嫌われたら出版社はおしまいよ。 こういう売り方をしてると読者にも不信感を持たれるよ。 不信では無いな。 結局購入してしまうのは自分だから。 不快感か。 失望感か。 文庫好きというのは居るものです。 文庫装丁、帯、解説、加筆訂正、なによりそのサイズと、本文活字と余白の割合。 だれかの台詞ではないが、新潮文庫さん。 俺は、あなたを嫌いになってしまうよ?例のSONY騒動のように

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